熊本県天草市の元郵便局長の男性が在職時、生命保険の顧客情報を漏らした見返りに、保険代理店側から現金を受け取った疑いがあるとして、日本郵便が調査していることが関係者への取材で分かった。日本郵便株式会社法違反(収賄)に当たる可能性があり、熊本県警も慎重に捜査しているとみられる。
関係者によると、元局長は、郵便局が取り扱う保険の顧客情報を保険代理店の社員に伝え、保険契約が成立した見返りに約20万円を受け取るなどした疑いが持たれている。保険代理店の社員は元郵便局員という。
元局長は、天草市の小規模局の局長だったが、今年に入り問題が発覚した後、別の局に異動になった。元局長は「顧客を紹介しただけだ。(約20万円は)いらないと言ったのに口座に振り込まれた」などと説明したという。
日本郵便を巡っては、生命保険の顧客情報を漏らした見返りに、保険代理店から62万円相当の商品券などを受け取ったとして、鹿児島中央郵便局(鹿児島市)の元局員が同法違反容疑で3月31日に逮捕されたばかり。長崎市の元郵便局長が約25年にわたり、知人ら約50人から10億円以上をだまし取ったとされる問題も明らかになっている。
(宮崎拓朗、松本紗菜子)
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