ロシア情報機関は欧米製ワクチン巡り偽情報を拡散
Photo: julia rendleman/Reuters【ワシントン】ロシアの情報機関が米製薬大手ファイザーなど欧米製の新型コロナウイルスワクチンの信頼を損なわせるため、ここ数カ月にわたりネットでワクチンの開発や安全性などへの疑問を拡散している。米政府当局が明らかにした。
外国機関による情報操作を監視する米国務省のグローバル・エンゲージメント・センター(GEC)の当局者は、ロシア情報機関が利用する四つのサイトを確認したと述べた。これらのサイトはワクチンの副反応のリスクを強調して伝え、その有効性にも疑問を呈しているほか、米政府が承認プロセスにおいてファイザーに急ぐよう圧力をかけたなどと偽情報や誤解を招くような主張を展開しているという。
これらのサイトの利用者は少ないものの、ロシアやその他の国のメディアが増幅させかねない偽情報を発信していると当局者は指摘した。
またロシアの国営メディアや政府はツイッターで、ファイザー製ワクチンのコストや安全性についてあからさまに懸念を高めようとしており、一部の専門家によるとその目的はロシア製ワクチン「スプートニクV」の販売促進だという。
ロシア政府のドミトリー・ぺスコフ報道官は、同国の情報機関が欧米製ワクチンへの批判を画策していることを否定。ワクチンを巡る国際社会での議論をロシアによる陰謀だと米政府が誤まって断定していると述べた。
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