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Saturday, March 6, 2021

週刊地震情報 2021.3.7 5日(金)に南太平洋でM8.1の巨大地震 小笠原諸島でも潮位変化 - ウェザーニュース

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2021/03/07 10:53 ウェザーニュース

この1週間で、国内で観測された地震回数は前週に比べると少ない水準です。北海道から関東の太平洋沿岸と、九州南部で地震の発生が目立ちました。震度3以上の地震は2回発生しています。(3月1日~7日10時の集計)

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北海道東方沖の地震

3日(水)6時23分頃、北海道東方沖を震源とするマグニチュード5.9、ごく浅い震源と推定される地震が発生しました。この地震の影響で北海道の道東を中心に揺れを観測し、根室市で最大震度3をを観測しています。

北海道東方沖は太平洋プレートが北アメリカプレートに沈み込んでいる領域ですが、今回の地震は震源が10km未満と浅いため、プレート境界ではなく、北アメリカプレートの内部が破壊したタイプとみられます。最近では2015年7月に今回の震源の近くでマグニチュード6.3の地震が発生しています。

今回の震源付近では、深さ約28kmとが少し異なるものの1994年10月にマグニチュード8.2の「平成6年(1994年) 北海道東方沖地震」が起きています。

千島海溝沿いでは、1994年のようなプレート内の浅い地震や、プレート境界の巨大地震などの発生が懸念されています。政府の地震調査推進本部は今後30年以内に今回の震源を含む領域の色丹島沖及び択捉島沖でマグニチュード7.5前後の発生確率が90%程度、マグニチュード7.7~8.5では60%程度としています。マグニチュード7を超える地震が発生した場合は津波の発生可能性もありますので、警戒が欠かせないエリアです。

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気象庁は14日(日)1時過ぎに会見を行い、今回の地震は2011年3月の超巨大地震の震源域で発生しており、余震と考えられると述べました。2011年以降に東北の沖でマグニチュード7以上の地震はたびたび発生しており、2011年4月には宮城県沖でマグニチュード7.2の今回と似たタイプの地震が起きています。2016年11月の福島県沖の地震は深さがやや浅く、別タイプの地震です。

また、長周期地震動と呼ばれる波長の長い揺れも広範囲で観測され、福島県中通りでは最も強い「階級4」となりました。「階級4」ではビルなどの建物の中で、「立っていることができず、はわないと動くことができない。揺れにほんろうされる。」状況が想定されています。

14日(日)10時時点で余震活動はそれほど活発ではなく、震度3の観測はマグニチュード7.3の地震の発生から28分後と43分後の2回のみです。ただ、地震発生から1週間程度は強い揺れに見舞われる可能性がありますので、室内の片付けなどを行う場合は、揺れた時すぐに安全を確保できるようにしてください。

また、急な斜面では土砂災害、積雪の多い地域では雪崩にも注意が必要です。

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伊予灘の地震

23日(火)16時09分頃、伊予灘を震源とするマグニチュード4.2、深さ約53kmの地震が発生しました。この地震で愛媛県西予市と伊方町で最大震度3を観測しています。

伊予灘は沈み込むフィリピン海プレートの内部で発生する地震が度々発生しています。最近では2014年3月に今回の震源の少し北西側でマグニチュード6.2の地震が起き、西予市で震度5強を観測したのをはじめ、瀬戸内海沿岸の広い範囲で震度4以上の強い揺れに見舞われました。

また、同一のタイプの地震としては、2001年と1905年にそれぞれ発生した芸予地震もあります。

政府の地震調査推進本部は安芸灘~伊予灘~豊後水道にかけてのエリアで、マグニチュード6.7~7.4の地震が、今後30年に発生する確率が40%程度としています。震源が陸地の近くで発生した場合は、震度6弱~6強の強い揺れとなるおそれがありますので、南海トラフによる巨大地震だけでなく、こうした地震にも警戒が必要な地域です。

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異常震域とは?

震源の浅い地震では震央から同心円状に揺れの強い地域が分布することが多いものの、深発地震では地震波が伝わりやすい太平洋プレートに沿って遠方の地域に揺れが伝わる「異常震域」と呼ばれる震度分布となることがあります。

太平洋プレートが深く沈み込んでいる場所では同様の深発地震がしばしば起き、数年に一度マグニチュード6以上の規模の地震も発生します。一方、一度の地震での余震がほとんどないことも特徴です。

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世界のM4.5以上の地震(USGSホームページ引用/ウェザーニュース加工)

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は13回発生しています。ニュージーランドの近海では4日(木)~5日(金)にかけて、マグニチュード7以上の地震が続発しました。

最初に発生したのが日本時間の4日(木)の22時27分頃に発生した、ニュージーランド北島の近海で発生したマグニチュード7.3の地震です。そのわずか4時間後の5日(金)2時41分頃に、1000kmほど北のケルマディック諸島近海でマグニチュード7.4、さらに4時28分頃にはマグニチュード8.1の巨大地震が発生しました。USGSの解析によるマグニチュード8以上の地震は、2019年5月に起きたペルーの地震以来、約2年ぶりです。

地震のメカニズムは西北西ー東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、震源が約27kmと浅かったことから、津波が発生しました。オーストラリア領ノーフォーク島・キングストンでは約50cmの津波を観測。震源に近いオーストラリアやニュージーランドだけでなく、メキシコやチリにも津波は到達しています。日本でも小笠原諸島・父島で5日(金)夕方に最大20cmほどの潮位変動が見られ、津波が到達したと考えられます。

ニュージーランドからケルマディック諸島周辺は、太平洋プレートがオーストラリアプレートに沈み込むプレート境界です。マグニチュード7を超える規模の地震が頻発しており、今回の震源近くだけでも、2019年6月にマグニチュード7.3、2011年10月にマグニチュード7.4、2011年7月にマグニチュード7.6の地震が発生しました。

この領域で発生した地震による津波は、東西方向に広がりやすく、日本に大きな影響を及ぼすことは多くありません。ただ、今回のようにマグニチュード8クラスになると全く影響がないとは言い切れず、注意が必要になります。

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日本時間の3日(水)にギリシャ中部を震源とするマグニチュード6.3の地震が発生しました。震源の深さが約10kmと浅かったため、震央付近では強い揺れに見舞われ、建物の被害や負傷者が報告されています。地震のメカニズムは北東ー南西方向に張力軸を持つ正断層型と解析されています。

ギリシャは地震の多い国ですが、大きな地震は沿岸部に集中しています。中部から北部にかけての内陸でマグニチュード6以上の地震は稀で、最近では1995年に今回の震源の北西5~60kmでマグニチュード6.6が起きた記録があるくらいです。

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※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。

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