去年、後志の神恵内村沖でなまこを密漁したとして１５人が逮捕された事件で、第１管区海上保安本部は、海上保安官が捜査情報を漏えいしていた疑いがあると発表しました。この海上保安官は、漏えいを否定しているということです。
第１管区海上保安本部は４日、記者会見し、男性の海上保安官１人が捜査情報を漏えいしていた疑いがあると明らかにしました。
この海上保安官は、去年７月、神恵内村沖でなまこを密漁したなどとして暴力団の男１人を含む密漁グループの１５人が逮捕された事件で、張り込みの捜査を行う日時などの情報を漏らしていた疑いがあるということです。
第１管区海上保安本部によりますと、この海上保安官は聞き取り調査に対し、漏えいを否定しているということで、さらに詳しく調べることにしています。
記者会見で第１管区海上保安本部の奥康彦次長は「法に触れる事実があるとすればあってはならないことだ。事実を明確にするため捜査を続けたい」と話しています。
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