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Sunday, February 28, 2021

Topics:水戸芸術館「3・11とアーティスト」展 時間の蓄積、内包しながら 参加7組、10年目の応答 - 毎日新聞

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 東日本大震災から間もなく10年。美術家たちも当事者と観察者のはざまに立ちつつ、大震災と向き合ってきた。想像力を喚起する作品は、次の時代へと体験をつなげられるのか。美術家たちの応答を紹介する「3・11とアーティスト:10年目の想像」展が水戸市の水戸芸術館現代美術ギャラリーで開かれている。

 震災当時、臨時の避難所にもなった同館では、翌2012年に「3・11とアーティスト:進行形の記録」を開催し、進行中の活動を紹介した。今回の展示には、加茂昂、小森はるか+瀬尾夏美、佐竹真紀子、高嶺格、ニシコ、藤井光、Don′t Follow the Windが参加。時間を経て、それぞれの活動が作品として結実していることが分かる。

 最初の部屋は、象徴的だ。11年以降の災害年表を背景に、映像作家の小森はるか(1989年生まれ)と画家の瀬尾夏美(88年生まれ)のインスタレーションを展示する。いくつもの書見台には白い紙。瀬尾が書き留めた被災地の人々の言葉、瀬尾の思いが日付と共に記されている。一つ一つたどるうち、言葉のニュアンスの変化に気づき、時間の流れも感じることができる。

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