米ファイザー製の新型コロナウイルス感染症ワクチンが、近く正式承認される見通しとなった。熊本県内では来週中にも旧国立病院など四つの医療機関で安全性を確かめる調査を兼ねた「先行接種」が始まる予定だが、ワクチンの到着日や量などは依然分からないままで、各施設は少ない情報の中で準備を進めている。
先行接種が行われるのは国立病院機構の熊本再春医療センター(合志市)と、地域医療機能推進機構の熊本総合病院(八代市)と人吉医療センター(人吉市)、労働者健康安全機構の熊本労災病院(八代市)。同意した医師や看護師、事務職員らが接種を受ける見込みだ。
熊本総合病院では全職員約800人が接種予定。ワクチンを零下80度で保管可能な超低温冷凍庫や注射器は国から届いたが、「ワクチンがいつ、何回分届くのか全く情報がない。初めてのことで『分からないことが分からない』状態」と総務企画課。
会場は2階の健康管理センターを使い、午後に接種する計画。センター横のスペースに接種後30分間の健康観察をするための待機場所を設け、観察終了後も体調の急変に備えて1人にならないよう指示しているという。
薬剤部はワクチンに関する疑問や質問と回答をまとめた資料を作り、職員に配布した。藤井憲一郎薬剤部長は「先行する諸外国のデータをみてもワクチンの有効性や安全性は高い。安心して接種してほしい」と話す。
先行接種は副反応の有無などを確かめる調査を兼ねて国が実施する。各施設は厚生労働省に接種後の健康状態を報告、結果は同省研究班が分析し、定期的に公表するとしている。
先行接種の後、医療従事者を対象とした「優先接種」がスタートする。県は県内対象者を約8万人と推計し、3月中旬の接種開始を目指している。
4月以降には65歳以上の高齢者(約53万人)への接種が始まる予定で、各市町村が会場や医師、看護師の確保などを進めている。県は高齢者施設職員(約3万人)も高齢者と同時期に接種する方針。(福井一基、川崎浩平)
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