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Saturday, January 16, 2021

週刊地震情報 2021.1.17 揺れを感じる深発地震が1週間で2回 異常震域も見られる - ウェザーニュース

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2021/01/17 12:08 ウェザーニュース

この1週間で、国内で観測された地震回数は前週に比べるとやや多くなっています。震度3以上の地震は発生していません。この期間は東日本から北日本で地震が多くなりました。(1月11日~1月17日10時の集計)

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2つの深発地震

12日(火)11時40分頃、北海道西方沖を震源とするマグニチュード6.0、深さ約235kmと推定される地震が発生しました。この地震では北海道の釧路市や浦河町、青森県八戸市、岩手県盛岡市、宮城県石巻市などで最大震度の2を観測、北海道から東北、関東の一部で震度1以上の揺れを観測しています。

また、15日(金)22時39分頃には三重県南東沖を震源とするマグニチュード5.3、深さ約364kmと推定される地震が発生しました。この地震では福島県白河市、茨城県水戸市、日立市、栃木県宇都宮市、東京都千代田区など関東を中心に最大震度2を観測しています。

いずれの地震も深さが100km以上の「深発地震」で、震源から少し離れた所で比較的強い揺れを観測する、「異常震域」が見られました。特に三重県南東沖の地震では、震央に近い東海地方で震度1以上を観測した所がない一方で、関東北部や福島県などで最も強い揺れになる典型的な分布です。

今回と同じように震源の深さが100kmより深く、日本列島のどこかで震度2以上の揺れを観測した地震は2011~2020年の10年間で210回発生しています。平均すると月に1~2回発生する計算で、決して珍しい地震ではありません。

震源が深い分、地上まではなかなか強い揺れが伝わらず、被害を及ぼすような地震は少ないものの、210回のうち3回は震度5弱以上を観測していますので、念のため気をつけておいたほうが良いタイプです。

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年が明けて間もない1月1日(金)1時53分頃、新島・神津島近海を震源とするマグニチュード4.7、深さ約12kmの地震が発生しました。この地震で伊豆諸島・利島で最大震度4、新島で震度3を観測しています。

去年12月18日に発生したマグニチュード5.0で最大震度5弱を観測した地震の震源と非常に近く、一連の活動の一環と考えられます。

年末になって活動が落ち着いていた所で発生し、発生後の数時間程度は震度1を観測するような地震が相次ぎました。2日(土)以降も弱い地震の発生は続いており、震源に近い利島や新島などは念のため注意が必要です。

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異常震域とは?

震源の浅い地震では震央から同心円状に揺れの強い地域が分布することが多いものの、深発地震では地震波が伝わりやすい太平洋プレートに沿って遠方の地域に揺れが伝わる「異常震域」と呼ばれる震度分布となることがあります。

太平洋プレートが深く沈み込んでいる場所では同様の深発地震がしばしば起き、数年に一度マグニチュード6以上の規模の地震も発生します。一方、一度の地震での余震がほとんどないことも特徴です。

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世界のM4.5以上の地震(USGSホームページ引用/ウェザーニュース加工)

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は2回発生しました。最も大きなものは、モンゴルの北部でフブスグル湖付近で発生したマグニチュード6.7の地震です。強い揺れの地域に集落がほとんどなく、被害は報告されていません。

日本時間の15日(金)にインドネシア・スラウェシ島付近を震源とするマグニチュード6.2の地震が発生しました。震源が陸域だったことや、深さが18kmと比較的浅かったことから、震源近くでは改正メルカリ震度階級でVII(日本の震度階級では震度4~5弱に相当)に達したと見られています。

強い揺れに見舞われた地域では多くの建物が倒壊し、インドネシア政府の国家防災庁によると40人以上の方が亡くなったとのことです。

スラウェシ島は2018年にマグニチュード7.5の大地震が発生し、強い揺れと津波によって4000人以上の死者を含む甚大な被害に見舞われています。今回の地震とは震源が離れており、メカニズムも異なっているため、直接的に関連する地震ではないと見られます。

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トルコ西部からギリシャにかけてはユーラシアプレートとアフリカプレートに挟まれている領域です。ユーラシアプレートとアフリカプレートの間には、「アナトリアプレート」と呼ばれるマイクロプレートがあるとされ、これらのプレートの運動により、幾度となく大きな地震の被害に見舞われています。

今回の震源はアナトリアプレートの西側の領域にあたり、南北に引っ張られる動きをしていると考えられています。地震のメカニズムは南北方向に張力軸を持つ正断層型と解析され、考えられている動きと調和的です。2017年に同じトルコ西岸で発生したマグニチュード6.6の地震も正断層型と解析されています。

マグニチュード5を超えるような余震が発生しており、救出・復旧活動への影響やダメージを受けた建物の新たな倒壊などが心配されます。

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※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。

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