ニューズウィークはトランプ、エコノミストはバイデン・・・
果たして2016年の再来はあるのか
米大統領選挙の投開票日(11月3日)までおよそ1カ月となった。
選挙関連の報道が増える中で、いくつもの世論調査を実施する団体が独自の数字を発表している。
ここでは8団体(9月27日時点)の予測を取り上げて、選挙を考察してみたい。
8団体中7つがバイデン勝利を予測
最初に結論を述べると、2020年の大統領選の勝者としてジョー・バイデン候補(77)を挙げたのは8団体中7つだった。
まず現職ドナルド・トランプ大統領(74)の再選を示唆している団体から話を始めたい。
米ニューズウィーク誌は9月26日付の記事の見出しにこう打っている。
「2016年選挙と同じように、トランプ氏は一般投票では負けるかもしれないが、選挙人では勝つ」
大統領選は総得票数ではなく、全米に割り振られた選挙人の合計で競う。選挙人は計538人で、過半数の270人を獲得した候補が次期大統領となる。
ヒラリー・クリントン氏(72)が味わった悔恨をバイデン氏も経験するかもしれないというのだ。
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