国内
不要不急の外出自粛要請が全国各地に広がっている中、グーグルが、スマホの位置情報を利用した人々の行動についての分析結果を発表した。
外出自粛要請、どこまで浸透しているのか。
5日午前11時半の東京・巣鴨の商店街。
外出自粛要請が出ていて、普段よりは人通りは少ない印象だが、地元の買い物客が行き交っていた。
1日に確認された感染者が、2日連続で100人を超えた東京。
週末と平日夜間の外出自粛要請が続く中、繁華街などでは、きょうも普段より人が少なくなっている。
巣鴨商店街「なるべく、すいてる時を狙って来ますね」
そうした中、アメリカのIT大手グーグルが、スマートフォンの位置情報を使って人々の動きを調べた分析結果を発表した。
2020年1月ごろと3月末ごろを比べたもので、それによると、外出自粛要請が出た東京では、商店や娯楽施設などに行った人が63%減少。
日本全体では、26%の減少となった。
一方、職場に行った人は、東京が27%、全国では9%減少。
自宅など住宅内にいた人は、東京が14%、全国では7%増えていて、テレワークに切り替えた企業が増えたからだとみられる。
獨協医科大学・増田道明教授「東京の数字は、不要不急の買い物、娯楽で出掛ける人はかなり減っている。減らそうという意識になってきている、現状の延長線上で考えていくことになる」
感染が拡大する中、人々の意識に変化はあったのか。
東京・銀座 街の人「(意識に変化は?)祖父母の家にあいさつに行きたいと思っているんですけど、控えています。自分も、もしかしたら無症状感染者かもしれないし、そういう意識を皆さんで持つのが重要だなと」
そうした一方で、死者の数が世界で最も多く、外出禁止令が出ているイタリアでは、商店や娯楽施設などに行った人は、94%減少した。
日本では、緊急事態宣言を出しても、海外のように外出禁止を強制することは法律でできず、どこまで効果があるかは未知数となっている。
"情報" - Google ニュース
April 05, 2020 at 04:56PM
https://www.fnn.jp/articles/-/28907
スマホ位置情報で行動分析 都「“娯楽施設”行った」 - www.fnn.jp
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