【ワシントン＝岩田仲弘】トランプ米大統領は二十日、ジョゼフ・マグワイア国家情報長官代行を交代させ、後任にリチャード・グレネル駐ドイツ大使を任命した。これに関連し、米紙ワシントン・ポスト（電子版）は二十日、国家情報長官室の幹部が先週、シフ下院情報特別委員長（民主党）らに対する機密報告で、ロシアが今秋の大統領選でトランプ氏の再選を期待している趣旨を説明したことに同氏が立腹したと報じた。
シフ氏はウクライナ疑惑を巡るトランプ氏の下院による弾劾訴追を主導。ワシントン・ポストは、マグワイア氏の交代は更迭含みだったとの見方を示している。
国家情報長官室は、中央情報局（ＣＩＡ）など各情報機関を統括する。昨年八月、二〇一六年の米大統領選にロシアが介入した「ロシア疑惑」や北朝鮮情勢を巡り、トランプ氏と意見が対立したコーツ前長官が辞任して以来、国家テロ対策センター所長だったマグワイア氏が代行職を務めていた。後任のグレネル氏はトランプ氏に忠実なことで有名で、情報機関での職務経験はない。
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February 21, 2020 at 12:39PM
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米大統領、情報長官代行を交代 「ロシアが再選期待」下院報告に立腹か:国際(TOKYO Web) - 東京新聞
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