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Thursday, February 20, 2020

新型コロナ“感染防止”政府はどこまで情報公開を? - テレビ朝日

 クルーズ船の乗船者から新型コロナウイルスによる死亡者が確認されました。感染が拡大していくなか、感染者に関する情報公開をどこまで行うべきか。ネット上では議論となっています。

 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗客で新型コロナウイルス感染が確認された日本人の80代の男女2人が20日朝、亡くなりました。乗船者で死亡が確認されたのはこれが初めてです。2人は病院に搬送された後、重症になっていました。クルーズ船ではこれまでに600人以上の感染が確認され、別の病気の1人も含め27人が重症となっています。また、横浜港では19日に引き続き、検査で「陰性」とされた乗客が下船。19日は443人、20日も約500人が船を下りる見通しです。そんななか、北海道でも新たな感染者が…。感染が確認された40代の男性は海外への渡航歴はなく、札幌市によりますと、1日から12日まで「さっぽろ雪まつり」の会場で事務作業をしていたということです。この報道にネットでは「イベントでの感染って初めてじゃない?」「もう外に出るのが怖いなぁ」。
 こうしたなか、大規模イベントや集会の開催について加藤厚生労働大臣が緊急記者会見を開きました。
 加藤厚生労働大臣:「イベント主催者においては、感染拡大の防止という観点から感染の広がり、会場の状況などを踏まえ、開催の必要性を改めて検討して頂くようお願いします。なお、イベントなどの開催について、現時点で政府から一律の自粛要請を行うものではありません」
 開催する必要性を改めて検討するよう求めたのです。この先、イベント中止の動きが広がることになってしまうのでしょうか…。
 一方、南では…。福岡市で60代男性の感染が確認。
 福岡市・高島宗一郎市長:「現在入院中で発熱・肺炎などの症状があるということです」
 男性は中国をはじめ、最近の海外の渡航歴はないとのこと。福岡市は男性の濃厚接触者とともに行動歴を調査しています。今やどこでどんなルートで感染したのかも分からない状況…。「プライバシーを守る」ことが優先され、感染者の移動ルートや詳しい場所などの情報はほとんど公開されていません。プライバシーはもちろん大事。しかし一方で、ネットでは「情報公開してくれないと防止もできないじゃん」「本気で感染拡大を止める気ある?」という声も…。
 こうした問題、海外ではどうなっているのでしょうか。感染拡大中の中国では監視技術や携帯の位置情報などビッグデータをフルに活用し、感染者や濃厚接触者らを特定しようとする動きが進んでいます。さらに、武漢市は感染者に関する情報を検索できるサービスを提供。そのなかには、感染者がいつ、どこの、どんな店に行ったのか、交通手段は何だったのかなどの情報を事細かに公開。さらに、杭州市ではネット通販大手のアリババが開発した「健康バーコード」なるものが…。緑、黄色、赤。市民らは濃厚接触者かどうかを色分けされ、読み取り機が置かれた公共の場所への立ち入りが管理されているのです。こうした情報公開は監視大国中国ならではというわけでもないよう…。
 ウォール・ストリート・ジャーナルによりますと、韓国では政府がウェブサイト上で感染が確認された人の移動経路など詳細を公開。これによって「国民が感染者と接触したかどうか悩む必要はなかった」とのこと。依然、拡大が続く新型コロナウイルスの猛威。優先されるべきはプライバシーか、感染防止か。

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February 20, 2020 at 08:54PM
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